藤本佳則プロのスイング技術
先日茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ←にて行われている、日本ゴルフツアー選手権でスイングをじっくりと拝見しました。
身長が165cmでちょっと背が低いので、どうしてもスイングがフラットになりフックが出やすいプレーンになります。
しかしスイング中のフェース面をオープン気味に使う事で、フェードを上手く打っています。
テークバックでのフェース面を毎回チェックしています。
バックスイングでクラブが腰の高さで、フェースを垂直にするチェックをしています。
バックスイングでクラブが腰の位置でフェース面が垂直だとフェード系のスイングになります。
練習場の右端で練習を開始します。
練習場での打始めがSWでロブショット
だんだん距離を出して行きますが、すべてフェードのショット
だんだん捕まりが悪くなってくると、ドローのショット2発入れてまたフェードを打ちます
フェードヒッターの練習方法を素直に行っています。
スイングはオープンフェースに使って、左無しでのストレートフェードヒッター
どんなに捕まえても左には絶対打たない、真に当たると真っ直ぐでちょっとでも芯を外すとフェード。
クラブが振れている時はストレートに全部打って行きます。
現在好調なのでストレートに打ってるゴルフが見られるチャンスですね。
スイングスピードも若者らしく振り切れているので、楽しみな選手ですね。
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新潟出張レッスンでの思い
アメブロで書いているブログにも書きましたが←クリック 先日新潟県上越市にあるイーグルゴルフセンターにてレッスン会を行いました。
今回主催者の人から『後藤先生のビデオに出ていた工藤君に会ってみたいしレッスンを受けてみたい』という事で開催されました。
私の師匠である後藤先生のスクエア打法が大好きで、どうしても理解したいし打ち方を知りたい人が多く今回レッスンをおこないました。
雑誌やビデオ、本などを読んで、もの凄い勉強しているのが分かります。
後藤塾で現役塾生の人を毎月1回呼んでレッスンを受けていたそうです。
しかし本当に後藤先生のスクエア打法ファンの上越の人達は、その塾生が偽者だったことを見破りました。
ゴルフ場でのラウンドレッスンの時にクラブを何度も地面に叩きつけてキレていたり、スコアを改ざんしたりしたそうです。
『この人が本当にスクエア打法なのか?』
『現役バリバリの後藤塾1番弟子なのか?』という声が上がり事態を収束することが大変だったそうです。
『ごめん、もうこのレッスンは受けない』
『スクエア打法というのはむちゃくちゃだな』
『ジャンボや中嶋、ジャックニクラウスが良いって言ってるのに、本人のスイングはなんだあれ』
という声が続出し、レッスン会は終焉に向かっていたそうです。
『最後じゃないけど、ビデオに出ていた工藤君にオファーをしてこのスクールで話をしてもらえば何か違うのかもしれない』と
最後の悲鳴にも似た声で私のところに依頼が来ました。
上越に入り練習場に到着して、レッスンをすぐに始めました。
過去のレッスン会に全部参加した人、レッスン会に全く期待してない人、もうレッスンを信じられなくなった人、このレッスン会はひどいから行きたく無いけど工藤が来るから試しに行って見るかの人。
いろんな人が来ましたが、過去のスクール参加者が来てくれました。
『えっ?うそでしょ?』
『わざとそんなスイングしてるんですか?』というのが私の初めの言葉でした。
わざとではなく、一生懸命にボールを打っている。真剣にボールを打っているのが分かります。
しかしそのスイングはスクエア打法とはかけ離れたもので、ゴルフのスイングとは言えない物でした。
『言われたことを真剣に正直に練習しています!』
その熱い気持ちとは全く逆に進んでいるスイングをみて、涙が出そうになりました。
しかもそこに来ていた全ての人が、むちゃくちゃなスイングをしてました。
『正直に言います。あなた方の習ったスクエア打法は偽物で、今日から本当のスクエア打法をお教えします』と言いました。
怒る人もいるだろうな。
何言ってんだ!!!っとなって、レッスン会が中止になっちゃうかな・・・ っと思って言いました。
『やっぱりそうでしたか。本当の事を言ってください。怒ったりしませんので』
生徒の人達の誠実さが本当に良く分かります。
『申し訳ないですけど、スクエア打法と言うのは練習すればするほど下手になるってことは絶対に無いです』
『スコアも70~80台で回ってた人なのに、レッスンを受け練習を毎日しているあなた達が、なんでスイングを直したらチョロやチーピン、ドスライスしか出ないんですか?』
『まったくスクエア打法を理解も、実施も出来ない人に習ってましたね』
『この二日間でレッスンに来た人全員をスクエア打法で僕が治しますから、全員ついて来て下さい』
結果全員スイングを良くし、良い球が打てるようになり、ゴルフに対する姿勢、やる気、楽しさ、面白さを取り戻す事に成功しました。
過去このレッスン会には延べ100人を呼んでいるそうです。
100人レッスンを受けたのに、その全員が絶不調!
スイングを見ても残念なスイングだし、全くスクエア打法では無かった。
これはいったいなんなんだ。
あまりにも怒りが込み上げて、夜横になっても全く眠れない。
この危機(あえて危機と言います)を救わないとスクエア打法に失礼。
僕はスクエア打法が大好きで、17歳の時から後藤先生の元で練習を重ねてきました。
後藤先生の元にはピーク時80名近くの生徒がいましたが、僕はその中で選手会長をやっていた自負があります。
先生が唯一作ったビデオにも出ていたという自負があります。
偽物のスクエア打法を教わって、ゴルフから離れたりやめてしまう人がいるのはあまりにも残念です。
ゴルフとは素晴らしいもので、楽しいし面白いし、まさに人生そのものと言えるくらいのスポーツです。
その中で世界一だと僕は思っている打法を、間違って伝えられるのは腹立たしい。
今までは黙っていましたが、これからはこの打法を広める事にがんばりたいと思います。
偽者は許さない。
この打法を習ってゴルフが下手になった人。
この打法を習ってゴルフが楽しくなくなった人。
教えてもらっている事が理解できない人。
今教えてもらってることはスクエア打法ではどのような常態か状況か説明されない人。
その先生は偽者です
レッスンの時に『あっ!』っとでかい声で注意される人
厳しい口調でしかレッスンを受けたことが無い人
レッスンを受けたのに全く結果が出ていない人
その先生は偽者です
そんな教え方を師匠の下では習ってはいません。
今回新潟に行き、ゴルフを真剣に取り組んでいる人達にひさびさに会いました。
こんなに真剣な人たちに、あんなレベルの低い指導しか出来ない者。
悲しいな。
スクエア打法を広める為にプロジェクトを計画しました。
まずはこの新潟県上越市から始めます。
この場所から日本中に発信し、広げていく事を目標にします。
本当のスクエア打法を分かりやすく説明されたいし、理解したい人はぜひこのレッスンにご参加くださいませ。
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2012プエルトリコオープン2位石川遼スイング
上がりの4ホールは興奮しましたね。
やはり遼君が日本人の最高選手であることに間違いはないです。
スイングをテレビでプエルトリコオープン見ましたが、スイングが変わってきています。
トップでのレイドオフを取り入れていないですね。素振りはちょっとだけ取り入れる。本番では取り入れない。
これくらいのバランス感覚が大切ですね。
レイドオフはフェードで育った人が取り入れれば良いのです。ドロー育ちの遼君には全く合わないです。
クラブの使い方がジャンボ尾崎選手と非常に似てきました。1994年の史上最強のジャンボ尾崎選手の技術があればメジャーは取れます。
今回のスイングはかなり良いスイング、パターでしたから今年は期待できそうですね。
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2012 タイガーウッズのスイング
アブダビHSBCゴルフ選手権で最終日にスコアを伸ばすことが出来ないで、結果3位となりました。
年初の試合なので3位という結果は上々だと思います。
毎日中継されていたので見ていましたが、昨年から取り入れている左軸打法がだいぶ固まってきました。
全てのショットをパンチショットのように打つこの打法は、パワーがある人じゃないと出来ないです。
タイガーウッズはもちろん最強のパワーを持っていますので、問題なくスイングできています。
しかしインパクトでの詰まった感じがどうしても出てしまうので、フォロースルーではひじを引くしかない状況になっています。
インパクトを詰まらせないと、たんなるぶつけスイングになってしまうので、スライスしか出なくなります。
なのでインパクトを詰まらせて捕まえる、フックしやすいのでフォローでひじを抜いてスライスをちょっと入れる。
かみ合えばややフェードで安定しますが、ちょっとでもずれると左に捕まります。
最終日に左のほうに曲がっていたのも、つまり感を出そうとしたからだと思います。
タイガーウッズのスイングは結構変わりますが、2000年の最強の時のスイングがやはりピークだと思いますし、非常に基本どおりのお手本スイングでした。
現在のスイングは特殊になってきているので参考になりづらい、お手本にはなりえないスイングになってしまいました。
それでも結果さえ出れば、スイングは良い、改造は成功と言われるでしょうがそうならないと思う今回のスイングでした。
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宮里優作のスイング技術
2011年のカシオワールドオープンで惜しくも2位の宮里優作選手。
優勝していないプロで優勝に近いNo.1のプロですね。
スイングもほぼ完璧。度胸もあるしびびったプレーもしていない。
しかし10年以上前からスイングを見ていますが一向にラフからのショットが上手くなっていないですね。
最終日の17番、残り132yをPWでフェースを開いて打ったのにグリーンオーバー。
そこからのアプローチを寄せきれずにボギーとして墜落した感じでした。
以前よりブログなどで書いていますが、優作選手はラフからのショットをグリーンオーバーする事が非常に多い選手です。
それはスイング技術から来ています。ヘッドスピードが早いプロは当然フライヤーが起こります。
しかし優作選手はフライヤーさせ過ぎています。
スイングでいうとラフからのショットはノーコック気味にしてスピン量を増やすようにして打たなければならないのですが、
まったく普通に打ってフライヤーしてグリーンオーバーをかなり見ます。
トーナメントを見に行っても優作選手はものすごいショットを打ちます。遼君のライバルになれるくらいのショットを打ちますが、ラフからのショットは全く駄目です。
カシオワールドはラフが短いので上位に来てます。冬や春先に調子が良いのはラフが短いからなんです。
春先や冬のラフが短いと活躍しているのもスイングから来ています。
もっともっとラフからのスイング技術を上げる事で年間2~3勝は出来る選手ですが、このまま優勝できないで終わってしまうのはもったいないです。
ぜひスイング技術を磨いて遼君のライバルになれるくらいのポテンシャルがあるので、頑張ってほしいです!!
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ベサンムンのスイング技術
今年の賞金王はベ・サンムンで決定です。
先日日本オープンの2日目に見学に行ってきました。
練習場でほぼ全ての選手を見ましたが、まったく問題にならないくらいベサンムン選手が跳びぬけて技術が上でした。
その日一緒に見ていた先輩に『ベサンムンの技術が飛びぬけているので、今週は怖いし賞金王も決まりですね』と言っていたら、本当に勝ってしまってびっくりしました。
キムキョンテが韓国でライバルと言われていますが、ぜんぜん上に行っていました。
べ・サンムンの技術は実に基本どおりです。
この基本通りというのが実は非常に難しいし、実際は出来ない事が多いのですが出来ていました。
基本的に、フェードをいつも打っています。しかしここ一番の時はドローをかましてくる。
この両方打てるバランス感覚が実に良いです。
打ち方は実に簡単で、フェードはやや左にボールを置いて打つし、ドローは内側入れる。
バックスイングとフォローの抜き方だけのシンプルスイングで球筋をコントロールしています。
ややアーリーコック系、アーニーエルスっぽかったのですが、徐々にノーコックでバックスイングを行っています。
ワッグルの際にテークバックをノーコックで行っていますね。テークバック、バックスイングが実に丁寧で、このポイントがキムキョンテとまったく違います。
この部分はラフからのショットに差が出るので、ラフからも上手いのがべですね。
練習場ではターフが深くないのですが、コースでは深くなる。そのポイントがもっと抑えられてくると世界でもトップを狙える存在になると思います。
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ゴルフの上達とインパクト感は比例する
ゴルフが上達するということは、スイングが良くなっていく事と言えます。
スイングが良くなると言う事は、効率よくスイングが出来るようになるので、スイングスピードがおのずと上がっていきます。
上達して飛距離がどんどん伸びていくことになります。
しかし飛距離が伸びていくのに、方向性が悪くなっていく事がよくあります。
方向性を決めるのはインパクトになります。
インパクトの感覚、感触、を初心者の頃や中級者になった頃でも変えられない人が非常に多いです。
スイングが良くなっているのに、インパクトの感覚を変えられないせいで上達が止まり、ゴルフ人生終了の人が圧倒的に多いです。
スコア83~90くらいでスコアが止まってる人は要注意です。
ゴルフ人生終了になり、スコアも決して伸びることが無い状態にならないようにする事が大切です。
レッスンを受けて、スコア更新、インパクト感の更新、上達の更新をしていきましょう。
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ドローを打つ時に右に打ち出す
ドローボールにはいろんな種類があります。
右から左に曲がるのがドローと言いますが、右に打ち出すのがドローと思っている人が多いです。
ドローと言っても右からドローを打つケースと、真ん中からドローを打つケース、左からドローを打つケースがあります。
ドローを打つにはインサイドアウトの軌道が必要ですよね。
しかし、真ん中らと左からの場合は必要ないです。
スイング軌道は飛球線後方から見る方向とスイングを正面から見る方向から見ます。
その両方の軌道をコントロールする事でドロー系の高い球、低い球をコントロールします。
上級者を目指すなら本当のドローを理解し実施しましょう。
教わっているプロに聞いてみましょう。ドローの種類を聞いただけでそのプロの実力が分かりますよ。
上の事が説明できなかったらたいした事ないです。
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キムキョンテの練習方法を教えます
2010年日本ツアー賞金王のキムキョンテ
そのスイングを見ると頭の動きが少なくて安定していますね。
しかし、やはりゴルフは諸行無常です。
キムキョンテですらやはりスイング技術はずれて行きます。
スイングは生き物であり生ものなので、良いスイングを持続するためには自分にとっての練習方法やチェック方法を見るける事が大切です。
このような感覚はプロゴルファーでは常識ですが、アマチュアゴルファーでは非常識になります。
スイングに永遠に同じ感覚はあり得ないです。
今の自分のスイング、体力、柔らかさを見てスイングを常にチェックして行きます。
キムキョンテ本人が行っているスイングチェック方法があります。
これを見ると当たり前の事に感じますが、トッププロや一流選手ほど基本を大切にします。
簡単な事の中にある技術の深さにぜひ気づいてください。
キムキョンテの練習方法は←こちらをクリックしてください。
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トリプルボギーを打って優勝の全米プロゴルフ選手権
歴史上無いと思いますが、最終日にトリプルボギーを打って優勝したキーガンブラッドリー
25歳で初出場で優勝とは本当にすごいですね。
初優勝がメジャーでその後調子を崩す選手も意外と多いので今後もがんばってほしいですね。
アドレスをやや低めに重心を下げて構え、インパクトで伸び上がりながら打つやや古いと言える打法。
しかし基本的なスイングだし息の長いスイングとも言えるので今後も楽しみですね。
しかもトリプルボギーを打った後のバーディーバーディーでのプレーオフに進出
その精神面の強さを今後も生かしてプレーしてほしいです。
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